販売予算を立案する手法

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販売予算の立て方

小売業の予算とは、売上高予算のことである。売上高予算を立てることは、小売業のマーチャンダイジングにとっても非常に重要なことだ。

今回は、商品の販売計画を立てるにあたって、販売予算の立て方をご紹介する。

年間販売予測

年間販売(売上高)の予測において、数年分の販売実績を分析して、その結果を次年度の予算組みに反映させる。

目安(めやす)法

フリーハンド法や目測法(もくそくほう)、手描法とも呼ぶ。グラフの縦軸を売上、横軸を期間とする。販売実績をもとに、目測で売上高の予想値を立てる方法である。

ほとんどの中小企業や個人事業主で採用されている手法だと思う。

両分平均法(折半平均法)

販売期間を半分に分けて、それぞれ平均値を出し、その平均値を求める。その数値を互いに直線で結ぶ方法である。シンプルで良い。

移動平均法

過去の販売実績を一定期間ごとに平均値を求める方法である。その平均値から今後の売上高の傾向を推測することができる。

最小二乗法(最小自乗法)

販売の傾向線で計算を求める手法である。過去の販売実績と計算値の誤差の2乗が最小となる線で方程式を出し、売上高を予測する

指数平滑法

実績値が予測値からどこだけ外れたか算出し、その数値に一定の係数をかけて修正値を予測値の参考にして時期の予測値を推測する方法である。

回帰分析

結果を方程式で説明する分析のこと。ある結果を説明できる方程式を作る。方程式で説明できるよう考える分析手法のこと。

非常に数学的な考え方となる手法だ。

説明変数を使って、目的変数を導き出せる方程式を作る。